皆さん、こんにちわ。
今回は、令和4年に国家資格化が発表された注目の資格「賃貸不動産経営管理士」について、独学で取得しましたので、その勉強法ついて書きたいと思います。国家資格化が決定した今、とにかく早めに取得することがおススメなので、ぜひとも参考にしてください!
賃貸不動産経営管理士とは?
まずはじめに、賃貸不動産経営管理士のイメージを掴みましょう。
宅建士と管理業務主任者と賃貸不動産経営管理士の違いは?
宅建士も管理業務主任者も賃貸不動産経営管理士も、いずれも不動産に関わる業者として勤務するならば活躍する資格です。
この中でも最も有名な資格といえば、受験者数が毎年20万人もいるマンモスクラスの宅地建物取引士こと、通称「宅建士」です。
宅建士は不動産を取引するフェーズで活躍!
不動産取引を行うためには、宅地建物取引業の免許を受けなければならず、免許を受ける条件のひとつに事務所に一定人数の宅地建物取引士を設置する義務があります。この必置義務と国家資格であることが、人気の高い理由です。
宅建はいわば、最初に不動産を「取引する」フェーズで活躍する資格です。
管理業務主任者は不動産を維持管理するフェーズで活躍!
不動産を取引した後、長期にわたって「維持管理する」フェーズで活躍する資格として、特に分譲マンション管理業に関しては、一定数の設置義務があり、そこで活躍する国家資格が「管理業務主任者」です。
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅管理業者で活躍!
これまで「分譲住宅の維持管理業者」には、国家資格「管理業務主任者」の設置義務がありました。しかし、これまで「賃貸住宅の管理業者」については資格者を置く義務がありませんでした。
この賃貸住宅管理業者についてもその必要性が指摘され、2016年9月に行われた賃貸住宅管理業者登録制度の改正によって、賃貸住宅管理登録事業者の事務所への賃貸不動産経営管理士の設置が義務付けられるようになりました。
賃貸不動産経営管理士はついに国家資格化されます!
賃貸不動産経営管理士は令和4年に国家資格化が決定しました。国家資格化移行に伴い、以下の変更がありましたので、年々難化が相当されます。早めに取得することをぜひともおススメします。
☑変更:制度改正により、宅建や管理業務主任者と同じように設置義務化になる
☑変更:試験内容が宅建、管理業務主任者と同様に変更(問題数40問⇒50問、試験時間90分⇒120分)
こういった経緯から、賃貸不動産経営管理士を取得するなら、
今のうち!
なんです。例えば、宅建の歴史をさかのぼると国家資格化される前は合格率も賃貸不動産経営管理士のように50%近くありましたが、国家資格化され、受験者数が増えると、試験が難化し、合格率もグンと下がってくることが予想されます。すでに2020年度は3割台(29.8%)切りました。
賃貸不動産経営管理士の概要
- 試験日:年1回(11月)
- 試験時間:120分(マークシート)
- 合格基準:7割前後(2020年度は34点/50点)
- 合格率:29.8%(2020年度)
賃貸不動産経営管理士の独学計画
賃貸不動産経営管理士の独学時間は40時間程度です。
1か月程度の学習時間で無理なく取得できます。
ただし、これは今のうちです。今後、難化するまでに取りましょう!
まず、賃貸不動産経営管理士の過去問を試しに2年分ほど解いてみて感触を図ります。
過去問がやはり全てです!やるとわかりますが類似問題がたくさん出ます。
その上でテキストで重要ポイントを押さえていきます。
賃貸不動産経営管理士の独学手順
テキスト・問題集はどれがいい??
私の受験時のテキストはコンパクトに重点がまとまった以下がわかりやすくおススメです。最新版は以下です。
大型書店で賃貸不動産経営管理士のテキストが年々多く出版されています。
書店にあるテキストと問題集全てを見直した結果、ついにTACから問題集とセットで出版されました。
カラフルで見やすさ、書き方のわかりやすさ。TACが群を抜いてます。
問題集は、賃貸不動産経営管理士協議会のサイトから過去問がダウンロードできます。
2021年度現在、最新のおすすめはTACのテキストでセットで出版された問題集です。
ポイントは、分野別学習ができるところと、問題がテキストに対応しているところです。
独学の手順は?
①テキストを一通り読み込み→練習問題→過去問1巡。
②そして①をもう一度繰り返します。
③不安ポイントをもう一度復習します。
よく資格は過去問さえやればいい!という声を聞きますが、正直、過去問だけで合格基準の正解率は難しいので、必ずテキストで確実に内容理解に努めることが大事です。
独学初心者向けの勉強法
ここでは業界素人の私が市販テキストと問題集を使った独学勉強法を私の経験から解説します。
ただし、私はこれまで他の資格学習で身に付けてきた「独学」という習慣があることが前提です。
独学で合格できる人の前提は、「独学する習慣」があることです。
(詳細は以下を参照ください。)
今だからこそ必要な独学力とは?
ですので、やっぱり、
「自分流でテキストを読んで、問題集をこなすのは不安だ・・・」
「やっぱり授業を聞いて学びたい・・・」
と不安に思う方向けには、正直言うと独学ではなく、スマホで学習できるオンラインサービス「スタンディング」の「賃貸不動産経営管理士講座」を利用することをおすすめします。
<スタディングの賃貸不動産経営管理士口座>
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【番外編】資格男子が語る資格の使い方について語ります。
以上が、私の実体験に基づいた賃貸不動産経営管理士の勉強法です。
ここでは、賃貸不動産経営管理士だけでなく、不動産、英語、金融、ITと様々なビジネス系資格を取得してきた経験から、「資格」の本当の魅力、活かし方について、独学ライフ独自の観点からお伝えしようと思います。
賃貸不動産経営管理士だけでなくダブルライセンスに挑戦した方などにご覧いただけると幸いです。
素人サラリーマンが資格をリアルに活かす方法 ~資格男子が資格の使い方について語ります~