みなさん、こんにちわ。
独学ライフです。
2021年4月、賃貸不動産経営管理士がいよいよ国家資格化することが発表されました。
「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」が登録事業者に対して事業所・営業所ごとに置くことを義務付ける業務管理者について、賃貸不動産経営管理士がその要件として定められました。
2020年までの賃貸不動産経営管理士試験に合格し、2022年6月までに資格者登録を行なった者は、法律が施行される2020年6月15日から1年間の期間限定で行なわれる「業務管理者移行講習」(以下、「移行講習」)を修了することで業務管理者の要件を満たす、とのことです。
今回は、国家資格として賃貸不動産経営管理士になる方法について解説します。
国家資格としての賃貸不動産経営管理士になる方法
国家資格としての賃貸不動産経営管理士になるには、以下の方法があります。
ここでは簡単に解説します。
賃貸不動産経営管理士、宅建士ともに持っていない場合でこれから受験する人
まずは試験を受験し合格します。合格後、
実務経験ありの場合、賃貸不動産経営管理士として登録し、業務管理者の要件を満たせば、なることができます。
実務経験なしの場合、実務講習を受講の上、業務管理者の要件を満たせば、なることができます。
※実務講習は別途案内
賃貸不動産経営管理士試験に令和2年までに合格した人
①賃貸不動産経営管理士として登録済の人
令和4年6月14日までに「業務管理者移行講習(2時間)」を受講し、業務管理者の要件を満たせば、なることができます
②賃貸不動産経営管理士として登録していない人
宅建士資格の保有または実務経験ありの場合、賃貸不動産経営管理士として登録し、①同様に業務管理移行講習を受講し、業務管理者の要件を満たせば、なることができます
宅建士資格の保有または実務経験ともにない場合、実務講習を受講の上、賃貸不動産経営管理士として登録し、①同様に業務管理移行講習を受講し、業務管理者の要件を満たせば、なることができます
ここでポイントですが、令和4年6月14日までに業務管理者移行講習を受講しないと、国家資格としての賃貸不動産経営管理士にはなれないのです。
・賃貸不動産経営管理士試験には合格し、登録した
・賃貸不動産経営管理士試験には合格したが、まだ登録をしてない
どちらの場合でも、業務管理者移行講習を受講しないと、国家資格の賃貸不動産経営管理士になるには、試験を再受験することになるんです!
年々、合格率が低下し、難化傾向のある試験を再受験するのは避けたいところです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成25年 | 3,946名 | 3,386名 | 85.8% |
平成26年 | 4,188名 | 3,219名 | 76.9% |
平成27年 | 4,908名 | 2,679名 | 54.6% |
平成28年 | 13,149名 | 7,350名 | 55.9% |
平成29年 | 16,624名 | 8,033名 | 48.3% |
平成30年 | 18,488名 | 9,379名 | 50.7% |
令和元年 | 23,605名 | 8,698名 | 36.8% |
令和2年 | 27,338名 | 8,146名 | 29.8% |
賃貸不動産経営管理士は、賃貸アパート管理、不動産投資家にとっても役立つ資格です。
宅建よりは難易度は易しい資格ですので、ぜひとも取得をおすすめします。
取得に向けた勉強法は以下をご参考に👇
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