今回は、業界人でない素人サラリーマンの私が、不動産系国家資格「管理業務主任者」を取得しましたので、その勉強法ついて書きたいと思います。
私は管理業務主任者試験を、宅建合格後に翌年に受験し、1度目不合格、2度目で合格しました。
管理業務主任者試験は、よく宅建と比較して、
「宅建より簡単だね!」
と言われがちです。
しかし、実際は合格率2割台の資格で、受験者の8割が不合格になる難関資格です。
今回は、2度の受験からわかった管理業務主任者試験の穴をかいくぐり、私にような素人サラリーマンが合格するための勉強法について解説していきます。
管理業務主任者とは?
不動産関係の資格といえば、最も有名かつ受験者数が毎年20万人規模のマンモスクラスの資格が宅地建物取引士こと、通称「宅建」です。
宅建はいわば、最初に不動産を「取引する」フェーズで活躍する資格です。
不動産の維持管理フェーズで活用する管理務主任者!
では、不動産の取引後、不動産を長期にわたって「維持管理する」フェーズで活躍する資格として、特に分譲マンション管理業者に関して一定数の設置義務があり、それが国家資格「管理業務主任者」です。
管理業務主任者は、マンション管理会社で必要なことはもちろんのこと、業界人でなくても将来分譲マンションの購入者の立場としても知っておいてよい知識を習得できます。
管理業務主任者の概要
- 試験日:年1回(12月)
- 試験時間:2時間(マークシート方式)
- 合格基準:概ね6割後半~7割未満の正解数
- 合格率:2割程度
管理業務主任者試験対策の穴①受験者層を考える
はじめから管理業務主任者を目指す人は少ない?
さて、ここからは管理業務主任者試験対策の穴について解説します。
この穴をしっかり理解した上で試験対策することが、合格への大きな近道となります。
管理業務主任者試験はどんな人が受験するの!?
「管理業務主任者」という資格をはじめから知っている人はおそらく少ないのではないでしょうか。
私素人サラリーマンも管理業務主任者を目指したきっかけは宅建試験対策をしている最中でした。
「超有名な宅建は絶対取りたい!宅建を取ったなら、せっかくの宅建の知識を活かしてダブルライセンスを目指したいなあ・・・・」
と調べているうちに、管理業務主任者という資格に出会いました。
私のように、宅建試験後にせっかく宅建試験で勉強した宅建知識を活かしてダブルライセンスを目指したい!
こういった動機で管理業務主任者を目指す人は多いと思います。
あるいは、業界関係者で、はじめから管理業務主任者を目指す方々ももちろんいるかと思います。
一方で、不動産資格で超有名な宅建こと宅地建物取引士試験は、あまりにも有名なので、学生や主婦など、資格試験に始めてトライする人が非常に多い資格です。
明らかに受験者層が限られている!
次に受験者数について、宅建受験者数と比較してみましょう。
宅建:管理業務主任者 = 約20万:2万
管理業務主任者は宅建の1/10の人数しか受けない資格なんです。
明らかに受験者層が限られています。
以上より、受験者の多くは、
・宅建知識などが少しある前提でゼロスタートでない受験者層である
・業界関係者で実務知識をあらかじめて持っている受験者層である
こういった厳選された人たちが中心の受験者層であることを想定して試験対策に挑む必要があるのです。
管理業務主任者試験対策の穴②宅建後に挑む罠
管理業務主任者試験は実は難しい試験
管理業務主任者試験対策の2つめの穴は宅建後に挑む罠です。
管理業務主任者受験者層の多くは、宅建試験が終わる10月半ばあたりから12月試験までの1カ月半で管理業務主任者試験対策に全力を注ぎます。
宅建とかぶる分野もあるので、何となく理解しやく勉強もしやすいので、
「なーんだ、宅建+αでできるから楽勝じゃん!」
って思い、スラスラと勉強が進みます。
しかーし!
これが罠です。
宅建+αで淡々と合格できれば、なーんにも難しくない資格でよね!
ここで穴①を思い出してください!
宅建と違い管理業務主任者の受験者層は、厳選された人たち。
それでいて、合格率がなんとたったの2割!!
そうです。
宅建のような全くの資格学習初心者が多い試験でなく、勉強経験者もしくは業界の人たちが受ける試験なのになんと2割しか合格できない、難関資格なんです。
私も1回目受験のときは、まんまとこの罠にはまり、宅建受験後、市販のテキストで淡々と独学して、調子よーく試験対策を進めて、挑んだ試験に見事不合格・・・。
「え?」
というあっけにとられた1年目でした。
そうです、そう甘い試験ではないのです。
私はこれまで19の様々な資格を取得してきましたが、至って合格率2割台の試験は、しっかりとした的確な対策をしないと1発合格は難しい試験です。
詳しくはこちら👇
管理業務主任者試験対策の穴③独学で過去問さえやればいい
3つめの穴は、資格試験対策あるあるですが、「過去問さえやっておけばいい」という穴です。
市販のテキストでの独学で1年目に落ちた理由
管理業務主任者試験の穴①②で解説してきましたように、はじめての独学者には管理業務主任者試験は難しい試験です。
私はこれまで19の資格を取得してきましたが、独学には投資時間のリスクが大きいことを改めて痛感しました。
初めて受験者した時は、宅建を受験した翌年でした。
「宅建と重複している分野も多いから楽勝、楽勝~♪」
って、調子に乗って、ただただ過去問を中心に練習していたら落ちました。
ちなみに、かけた勉強時間は以下です。
- 1年目:勉強時間170時間⇒不合格
- 2年目:勉強時間100時間⇒合格
1年目に170時間も投資して、不合格したときのメンタルの落ち度はヤバいです・・・。
- 170時間もあれば、何ができただろう・・・
- 2年目もまた100時間以上もかけないといけないのか・・・
- 1発合格していれば、2年目は別のことにチャレンジできたのに・・・
ちなみに、自分の労働時給が仮に1000円/時間だとしても、170時間かければ、17万円の代償になるのです・・・これは痛すぎる!!
時間は有限です。資格には、市販のテキストで独学するべき資格と、通信教育など一定の実績のあるカリキュラムに沿って勉強するべき資格があります。
1年目、170時間もかけて市販テキストや問題集中心に過去問を反復したのに、なぜ落ちたのか。
管理業務主任者は、ただ過去問を反復しているだけでは私のように不合格になります。
私のような素人サラリーマンは、以下の点を考えた上で、合格するための勉強法に沿って取り組むべきなのです。
- 時間が限られている
- 勉強の投資時間はできるだけ効率的にしたい!
- 素人サラリーマンが、学習経験者や業界人が多く受験する資格には、実績のあるカリキュラムを利用する方がお得
- 独学で落ちた時のリスク(投資時間と時間費用)を考える
管理業務主任者試験のおすすめの勉強法
管理業務主任者試験対策の穴①②③をもとに、私のような素人サラリーマンができるだけ効率的に少ない勉強時間でリーズナブルに合格を目指すには、結論から言うと、通信教育フォーサイトをおすすめします。
1発合格したい方向けの通信講座「フォーサイト」
これまで解説してきましたように、管理業務主任者は難しい試験です。
✅時間を無駄にしたくない!
✅1年目で合格したい!
という、1発合格したい方向けには、内容の充実度と圧倒的に利用者の合格率が高いおススメの通信教育があります。
それが、「フォーサイト」の管理業務主任者講座です。
そもそも管理業務主任者の通信講座がほとんどないのですが、「フォーサイト」は質、実績ともにダントツです。(私自身体験してみて明らかでした。)
特徴は以下です。
☑出るところを押さえたテキストであり、見やすい
☑圧倒的問題演習の量
☑そのわりにリーズナブル
☑不合格時に全額返金制度がある
<管理業務主任者の通信講座は👇です。(無料資料請求・全額返金制度あり)>
それでも独学で挑みたい方向けの勉強法
以上より、私のような素人サラリーマンは通信講座をおすすめしますが、どうしても独学で挑むチャレンジャーの皆さま向けには、私の実践した方法について以下で解説いたします。
管理業務主任者を独学で合格する勉強法と落ちる勉強法
独学で挑むにあたって19の資格取得経験から、「独学力」についても参考にして頂ければと思います。コチラ👇
今だからこそ必要な独学力とは?
以上が管理業務主任者試験の合格するための勉強法です。
人生の貴重な時間を投資して、ぜひとも効率的に1発合格を目指し、少しでもお力になれれば幸いです。