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素人サラリーマンが仕事をしながら様々な資格を取得した独学勉強法、資格の活かし方について解説します。

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40歳超えで競売不動産取扱主任者に合格する独学勉強法

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皆さん、こんにちわ。

今回は、私40歳を超えた素人が競売不動産取扱主任者に60時間の独学で1発合格しましたので、その勉強法を紹介します。

競売不動産取扱主任者とは

今回ご紹介する競売不動産取扱主任者とは、宅建学習が次に知識を広げたい資格の1つとしておすすめする資格でもあります。

「競売不動産の入札から、落札、そして明渡に至るまでに必要な知識について試験を行い、競売不動産の取扱いに関する一定水準の知識、能力を証明するものです。 」と公式HPにも掲載がありますように、不動産取引の1つである競売不動産の取り扱いについて学習できる資格です。

今回ぜひとも勉強法について解説していきます。

競売不動産取扱主任者試験の概要

・出題数:マークシート50問(50点満点)

・試験時間:120分

・合格基準:6割~7割程度

・合格率:3割程度

競売不動産取扱主任者の独学勉強法

勉強時間:60時間

競売不動産取扱主任者試験を主催する不動産競売流通協会の公式HPでは「宅建学習者であれば 20~25 時間程度の勉強で合格できる内容です。」と掲載されています。

私は、数年前に宅建は取得した者の、業界人ではない40歳超えた素人なので、1からテキスト、問題集の学習を始めたのですが、とても25時間で完遂できる内容ではないのが正直なところです。

結果、試験までに60時間は勉強し挑みました。

実際、受験してみても、60時間学習してもまだ不十分な点も多い印象でした。

テキスト・問題集

独学で挑むにあたって、市販のテキスト、問題集は公式テキスト、問題集1択です。

以下のテキストを精読してしっかり理解し、問題集はほぼ完璧に解けるまで取り組みます。

毎年更新されていないので、2023年度時点は以下が最新版です。

試験問題の傾向

60時間かけて、テキストを複数回精読し、問題集も3巡以上し、全問正答になるレベルに到達して、試験に挑みましたが、実際の試験問題は、問題集では見ないような問題がたくさん出ました。(2023年度受験)

私が受験した感触では、

・迷わず選択できた問題:6割程度

・最後の2択で迷い不安な問題:4割程度

です。残り4割の問題で不安が残る状態です。

これは問題集だけ繰り返しやっているだけの勉強法ではまず厳しいです。

問題集だけの対策では不十分。テキストをしっかり精読し、問題集に出ない問題も含めて、内容をしっかりと理解することがとても大切です。

具体的独学勉強法

2か月ほど前から学習を開始します。

1.テキスト通読

最初はどんな内容を学習するのか、ざっくり通読します。

ただ、最初にここで心折れます。テキストをそのまま読んでも難解な内容が多く、完全な理解は難しいと実感します。ただ、ここでは全体像を把握することが目的なので、難解な部分も気にせず、読み進めます。

2.問題集1巡目

ここでは「問題集で」勉強します。答えを見ながらでいいので、どういったことが問われるのかを理解するために、問題と答えを見ながら進めていきます。

3.問題集2巡目

ここでは、1巡後になんとなく、どんなことが問われ、どれを答えればよいのか頭に入りつつある状況かと思いますが、実際に解けと言われても、なかなか出来ない状況です。2巡目は、ダメ元で問題から選択をし、自分で解いてみることを1巡させます。

4.テキスト精読1巡目

問題集を2巡させたら、ここでテキストに戻り、最初からしっかりと精読します。

どんなことが問われるのか、頭にイメージできた状態で、再度テキストを精読することで、最初にテキストを一読したときと全く異なって、テキストの内容が読めてきます。

5.問題集3巡目

テキストを精読した上で、再度問題集を自分の力で進めていきます。

このあたりで誤答問題をチェックしていきます。

そうすることで、まだ頭に入っていない、理解できていないポイントを把握していきます。

6.テキスト精読2巡目

ここで再度テキストを精読し、まだ理解できていない分野を完全につぶしていきます。

精読2巡目を完了させるころには、概ね全体の理解が進んでいることを目標に進めます。

7.問題集4巡目

ここでは、ほぼ全ての問題が解ける状態を目標に取り組みます。

8.テキスト精読3巡目(試験直前の週末)

最後に試験直前の週末の対策です。

ここでは問題集に出ない問題が出ることに備えて、テキストを最後にもう一度精読し、問題集に問われていないことも含めて、テキストに書かれてある内容をきっちり理解することに専念します。

テキストの表のまとめページがあるところは、完全に理解するようにします。

これをすることで本番、問題集と異なる問題が出ても、テキストの理解からある程度までは解けるようになります。

勉強スケジュールは以下の通りです・

・試験2ヵ月ほど前(10月下旬):勉強開始

 ・平日0.5時間~1時間

 ・土日2~3時間(直前の週末はほぼ1日中)

合計60時間かけて勉強しました。

試験本番の感触

以上、この勉強法で試験当日に挑みました。

問題を全て解き終わるのに90分程度かかり、残り30分は見直しに専念しました。

見直しは非常に大事です。

1回目解き終わり、見直しをすると、マークミスも見つかったりするので、しっかり最後まで見直しの時間を取ることはとても重要です。

結果、私が受験した感触では冒頭でも記載しましたが、

・迷わず選択できた問題:6割程度

・最後の2択で迷い不安な問題:4割程度

・問題集と同じような問題は少ない印象

といった印象でした。

合格点が6割だとギリギリのライン、残り4割がどれだけ正解しているかで7割近く到達できるか否か、といった感触でした。

結果発表

合格基準33点(合格率34.4%)で見事合格でした。

自分の得点は公開されていないため、合否のみの判定でした。

ぜひ皆さまの勉強法の参考になれば幸いです。

いつの日も独学です。

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