独学ライフ

素人サラリーマンが仕事をしながら様々な資格を取得した独学勉強法、資格の活かし方について解説します。

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なぜ宅建はあと少しで落ちる人が多いのか?

投稿日:2020年5月31日 更新日:

皆さん、こんにちわ。

独学ライフです。

今回は、超人気資格、「宅建」は、なぜ「あと少し!」で落ちる人が多いのか。

その理由について解説していきます。

私、サラリーマンは不動産業界でもなく、金融業界でもなく、普通の会社員ですが、宅建、管理業務主任者といった合格率1~2割台の不動産系国家資格や、さらには金融系のAFP、また仕事で全く英語は使わず留学経験なしですがTOIEC800点など、分野を跨いで横断的に数々の資格を取得してきました。

専門分野でない幅広いジャンルの資格を、しかも忙しい会社員生活をしながら、さらに年齢も30代中盤以降になってから取り組み始め、独学を中心に試験勉強を行い、取得してきました。

これらの経験から得られた資格試験に合格するためのノウハウを中心に発信しています。

今回は、超人気資格、宅建試験における、あるある話「あと少しで合格できなかった!」という人がなぜ多いのかについて、解説していきます。

宅建試験は、50問中、毎年合格ラインが35問前後の正解率の試験です。

そして、驚くほど多くの方が、「あと2、3問で合格するのに~~~」と、わずかな差で何万人もの人達が涙する資格でもあるんです。

実は、宅建試験に、「あと2、3問合っていれば受かったのに、自分は惜しい!!」というコメント。

これは、よく聞きます。

でもね、これって「惜しい!」ようで、「惜しくない!」んです。

これを理解しないと、いつまでたっても合格ラインには達しません。

なぜ、惜しくないのか?

詳しく解説していきます。

なぜ宅建合格基準にあと少しで落ちるのか?

「あと数点で合格基準なのに~」というよく聞くコメントは、実は全く惜しくはないんです。

「あと少し」が正解だった人、不正解だった人、実はここには大きな壁と準備量の差が存在しているのです。

ここを理解して対策をしないと、いつまでたっても合格水準には達しないのです。

それでは、具体的にどういった壁が存在しているのか、解説します。

過去問をある程度解けることからの慢心

何年も継続しているような資格試験の対策は、過去問が最善の対策であることが多いです。

それは、資格試験というものは、毎年一定水準の知識を備えた人を合格させるために、過去の問題と類似の問題が出題されるからです。

それにより、毎年同じような学習水準の人を合格させます。

それゆえに、「とにかく過去問練習をやりましょう!」と言われることが多いです。

そして、普通に過去問題だけをやっていれば、問題の5割~6割程度の問題が自然と解けるようになります。

勉強していて、ある程度成果を感じると、人は慢心していまいます。

「この程度の勉強量で、ある程度得点がとれるなら、このまま同じように進めていればいいや」と。

過去問を練習していると、そのうちある程度傾向がわかってくるので、5割程度は普通に解けるようになってきます。

なので、このまま同じペースで勉強を進めていき、いざ本番になると、なぜか5割程度の正解率のまま、という状態で落ちてしまうケースがよくあります。

これはなぜでしょうか?

過去問だけ淡々とやることの落とし穴

過去問は過去の類似問題なので最善の対策教材ですが、試験はそんなに甘くないです。

試験は、過去問類似問題が出るものの、過去問からそのまま同じ問題は出ず、毎年、少しづつ傾向を同じように保ちつつ、違う問題が出題されます。

つまり、単純に過去問だけだと、全く同じような傾向の問題しか解けません。

これが5割、6割に得点率が留まる理由です。

少し違う傾向のある問題が必ず出るのですが、歯が立ちません。

おおむね、資格試験問題は、過去問だけやっていると同じような傾向の問題が5、6割は出るので、その分は解けることになります。

そしてそれで慢心し、同じペースで本番までやってしまうことによる過ちをおかします。

結果的に、合格基準からみると、「あと、数問!」かもしれませんが、ここに大きな壁があるのです。

資格試験は、まずこのことを理解する必要があるんです。

なんとなく選択肢を消去法で選んでいる

宅建試験は、選択肢問題です。

問題に対する回答文が同じような文が数個並んでおり、なんとなく、消去法で最後の2つまで絞り、最後の2択でなんとなく選択する、というような問題練習をしていると、いつまでたっても得点は伸びません。

1つ1つ選択肢に対して、どこか間違っているか、明確に指摘できるレベルが合格できるレベルです。

消去法でなんとなく選ぶことに留まる勉強法だと、具体的にどこか間違っているのか指摘ができないため、問題の形式を変えて出題された場合、同じようには解けません。

たまたま消去法で、ある程度勉強しているうちに解けていると、本番までにこれに気づかず過ちを起こしてしまいます。

宅建は、回答文の1つ1つ、どこか間違っているか、きんと指摘できるところまで勉強して初めて合格するレベルに近づきます。

独学の順番を間違えている

書店の宅建のテキストや問題集を購入すると、だいたいのテキストが「民法」からスタートします。

これが、宅建の試験勉強にかける時間配分のミスとなります。

宅建は、民法のページ数が多いわりに、民法を一生懸命勉強しても、あまり点は上がりません。

民法は、過去問で類似傾向の問題が出ずらく、理解も難しい分野です。

なので、民法の学習は時間がかかる割に、点がとれず、独学コスパの悪い分野なのです。

これによって、民法対策に消費してしまい、全体に注ぐ労力をそいでしまうミスを犯しがちなのです。

市販のテキスト通りに勉強を進めていては、非常に効率の悪い勉強法となり、本番までに時間切れとなってしまうのです。

 

以上より、宅建は合格ラインまで、ある程度点数を積み上げることができる人は多いのですが、その壁を乗り越える前に脱落する人が多いのが実情です。

これは、点数で見ると、惜しいように見えて、実は惜しくない壁に打ち砕かれ、涙する人が多いのです。

そして、このあとわずか数問クリアするために、さらに1歩進んで、もの凄くここから勉強が必要なんです。

それが国家資格、合格率が1割台の「宅建」です。

宅建はこの壁を乗り越えた人が勝ち取れる資格であり、この壁は誰でも頑張れば乗り越えることができます。

多くの方が、壁の存在に知らず、点数の結果だけ見て、「惜しい!」と残念がり、いつまでも落ち続けるか、そのうち断念してしまいます。

ここまで読んで頂いた皆さんは、この宅建試験の壁を理解しただけでも、すでに合格水準にグッと近づいています。

次こそ宅建に絶対に合格したい方向けにおススメの勉強法

これまで宅建の独学勉強法で、あと少し落ちる理由について解説してきました。

点数で見るとあと少し!でも、実は合格水準までは遠い位置。

これを克服するためには、ぜひとも、私のような不動産業界でない素人サラリーマンが、どうやってこの壁を越えて勉強したか公開していますので、ご参考にして頂ければと思います👇

素人サラーリマンが仕事をしながら3カ月で宅建に合格した効率的な勉強法

それでは、次こそ合格を目指して頑張ってきましょう!!

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