皆さん、こんにちわ。
独学ライフです。
今回は、数ある資格の中でも、普通の人が高収入を目指せる資格について解説します。
皆さんが資格を取る目的は何でしょうか?
・就職や昇進に必要
・仕事で必要
・趣味で取りたい
人それぞれ動機があるかと思いますが、資格を取って何らかの稼ぎにつなげたいところですよね!
では、普通の人が資格をとってたくさん稼ぐためには、どんな資格を選べばいいのか、今回解説します。
一般的に高収入を得られる資格とは?
一般的に高収入のイメージが強い資格は、いわゆる超難関資格の「士業」と言われる人達です。
弁護士、税理士、公認会計士・・・・。
いわゆる独占業務ができる人達です。
独占業務とは、資格を持っていないとその仕事をすることができない業務のことを言います。
こういった仕事は誰でもできないので、その特権を活かして、その人だけに仕事が舞い込むので、稼げるわけです。
彼らは、自分で仕事を取れば取るほど青天井に稼ぐことができるのです。
これらに属する資格は、資格を取れればもちろん稼げますが、取るまでがすごーく大変です。
参考までにいわゆる超難関資格と言われる資格をピックアップしてみました。(独自調べ)
資格 | 勉強時間 | 合格率 | 受験者数 | 年収モデル |
弁護士(予備試験) | 8000時間 | 4% | 1.1万人 | 1000万円~ |
公認会計士 | 5000時間 | 10% | 1万人 | 1000万円~ |
税理士 | 5000時間 | 12% | 3.6万人 | 1000万円~ |
弁理士 | 5000時間 | 9% | 0.3万人 | 700万円~ |
不動産鑑定士 | 2000時間 | 5% | 0.1万人 | 700万円~ |
一級建築士 | 1000時間 | 12% | 2.5万人 | 700万円~ |
司法書士 | 4000時間 | 4% | 1.3万人 | 600万円~ |
中小企業診断士 | 1300時間 | 4% | 1.4万人 | 600万円~ |
行政書士 | 600時間 | 11% | 3.9万人 | 600万円~ |
気象予報士 | 450時間 | 5% | 0.6万人 | 500万円~ |
社会保険労務士 | 1000時間 | 6% | 3.8万人 | 500万円~ |
土地家屋調査士 | 1000時間 | 10% | 0.4万人 | 500万円~ |
通関士 | 500時間 | 13% | 0.6万人 | 500万円~ |
これらの資格は、主に勉強時間が1000時間を超え、合格率が1割を切るような資格群です。
1000時間勉強しようとすると、毎日3時間欠かさず勉強して1年間かかります。
普通の人が仕事をしながら毎日3時間欠かさず勉強を1年間やり続けることは、ほぼ無理です。
これらの資格を仕事をしながら目指す場合、鋼の心で数年に渡って勉強し続けるか、生活を勉強1本にするかです。
しかも、1000時間も勉強して、受かる人は1割程度という超難関な道です。
これを普通の人が目指すにはハードルが高すぎます。
普通の人が高収入を得るための資格とは?
それでは、超難関資格を取れない場合、他の資格では高収入を得る道はもうないのでしょうか?
ここで、資格を使って高収入を得るためには、以下の考え方を理解する必要があります。
資格を使って収入を得る仕組み
資格を使って収入を得るには、以下の3つの要素が必要になります。
「収入」=①「資格スキル(難易度)」×②「資格を使った仕事の単価(業界)」×③「稼ぐ力」
この3つの要素のかけ算で収入が決まってきます。
例えば、最初に解説した超難関の仕業のような資格は、
①「資格スキル」については、ものすごく高い!ですよね。
では、②「資格を使った仕事単価」を高いものにするのはどうすればいいのでしょうか?
業界構造を見る
②「資格を使った仕事単価」の探し方について解説します。
資格を使った仕事の単価ができるだけ高い仕事をすれば収入は増えます。
逆に仕事の単価が低いと、仕事の物量をものすごく増やさないと結果的に高収入を得ることは難しいです。
先の超難関資格でいうと、彼らのような仕業の人たちは、独占業務によって高単価の仕事を得ることができています。
では、独占業務でない仕事で仕事単価の高い仕事は他にないのでしょうか?
はい、結論は、
「単価の高い仕事の見方=業界構造を見る」
です。
業界構造上、単価が高止まりしている業界と低い業界があります。
高い業界は必然的に収入も高くなるので、いわゆる業界平均年収が高いです。
特別なスキルを必要としない業界別の総合職の平均年収が高い業界で働くことです。
これが普通の人が年収を高めるのに早い近道です。
そして、年収の高い業界で働く上で、必要とされる資格スキルを逆算で考えます。
<業界別の平均年収一覧>
順位 | 業界 | 平均年収 |
1位 | コンサルティング業界 | 1034万円 |
2位 | 金融保険業界 | 748万円 |
3位 | メディア業界 | 736万円 |
4位 | 不動産業界 | 697万円 |
5位 | エネルギー業界 | 691万円 |
6位 | 医療業界 | 671万円 |
7位 | 飲食業界 | 655万円 |
8位 | 運輸業界 | 654万円 |
9位 | 建設業界 | 652万円 |
10位 | エンタメ業界 | 635万円 |
最後に③「稼ぐ力」:です。
先の例でいうと、特に仕業同士の競争になったときは、この力が必要とされます。
例えば高スキルの士業でも、仕事を取らないと稼ぎになりません。
仕事を取りに行く新規開拓営業力であったり、クライアントとの仕事をするのに必要なコミュニケーションスキルだったり、プレゼン力など、稼ぐ力も備わってこそ、高収入の道が開けます。
普通の人が資格で高収入を得る方法は?
では超難関資格が取れない普通の人が高収入の道を切り開くのに役に立つ資格は何でしょうか?
再度整理すると、
①資格スキル→超難関資格以外の資格を活かす
②資格を使った仕事単価→業界構造上、収入の高い業界で働く
③稼ぐ力→ビジネスマンとしての必要な能力を鍛える
ここでいう②の上位業界でやっていくために必要とする資格を取っておくことが普通の人でも高収入を得る確率が高まる方法です。
具体的に見ていきます。
コンサルティング業界
コンサルはクライアントの経営アドバイスをする仕事であることから、すべてに関する知識が必要です。こういう業界へ目指すには、特に学生時代は、まずは初歩の初歩的な知識を身に付けておくことです。
例えば、経営や会計に関する基礎的な知識を学べる資格「ビジネス会計検定」や「簿記」は最低限知っておいた方がいい知識です。
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金融保険業界
金融保険全般に言えることは、お金に関する基礎知識です。
お金に関わる基礎的な知識を学べる資格の代表例は「FP」です。
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不動産業界
3位のメディア業界は相応しい資格がないため、割愛します。
4位は不動産業界です。
不動産業界の基礎的な知識は間違いなく「宅建」です。
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以上、今回は高収入を得る確率を高める資格を探すには、
まず、資格を使って収入を得る3つの要素、①「資格スキル(難易度)」、②「資格を使った仕事の単価(業界)」、③「稼ぐ力」を理解することについて解説しました。
資格で高収入を得る!と言われると、一般的には超難関資格を目指す話になりますが、普通の人にとっては現実的でありません。
ぜひとも業界の切り口から、資格選びに参考にして頂ければと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。