独学ライフ

素人サラリーマンが仕事をしながら様々な資格を取得した独学勉強法、資格の活かし方について解説します。

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55時間でビジネス会計検定2級に合格する独学勉強法

投稿日:2019年10月13日 更新日:

皆さん、こんにちわ。
今回は、ビジネス会計検定2級に独学で合格したので独学勉強法を紹介します。

私はこれまで16のビジネス系資格を取得してきましたが、このビジネス会計検定は、簿記よりも、

☑学習していて簿記のようにつまらなくない

☑会計の全体像がわかり実践的

☑簿記よりも取り組みやすい

の3つの理由でビジネス会計検定は、会計入門の知識習得におススメな資格です!

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今回は、数ある資格の中でも、ぜひ!おすすめしたい隠れた名店資格だよ!気になる目次から見てね!

ビジネス会計検定とは?

早速ですが、会計の資格で思いつく資格とは??

世の中、資格がたくさんある中で、会計の資格と言えば何が思いつくでしょうか??

公認会計士? 簿記?

はい!これまで年間50万人ほども受験する圧倒的受験者数の多い、最も有名な会計資格とえば、

「簿記」ですよね!

おそらくこれまで多くの方は、会計の入門を学びたい!となると、まず「簿記」の勉強に着手していかと思います。

簿記って、勉強してことのある人だったら経験あるかもしれないですが、機械的な作業を反復練習するんですよね・・・。

なので、どうも勉強していても、面白みに欠ける・・・、といった経験はないでしょうか??

それもそう!

簿記とは、「財務諸表を作っていく」作業のルールを学び、実際に作る作業が問題として出題されるんです。

「ビジネス会計検定」は「簿記」と何が違う?

では、今回ご紹介するビジネス会計検定とは、実は、簿記と同じく商工会議所が主催する立派な公的資格なのです。そして、会計に関する入門知識を学ぶ資格なのですが、簿記と大きく異なる点があります。

①求められるスキル

簿記:財務諸表を作るまでの仕訳を中心に、財務諸表を作るスキル

⇒ルールに則った作業のやり方を習得するべく、反復練習する

ビジネス会計検定:できた財務諸表を分析して読みこなすスキル

⇒考えて分析することを練習する

同じ会計入門知識を学ぶのですが、このように求められるスキルが違うんです!

②活用シーン

簿記:主に会社の経理担当や自営業で経理をつける必要性のある人は、財務諸表を作る際に簿記の知識を活用します。

ビジネス会計検定:取引先の会社を分析する、転職や就職のときの会社を分析する、株式投資をするにあたっての投資先の分析をする、など財務諸表から読み取ったものをもとに判断していく

このように、会計入門知識を活かすシーンが異なってきます。

これまで、会計の資格と言えば=「簿記」しかなかったため、簿記で勉強せざるを得なかったかもしれません。

しかし、皆さんの多くは、会計知識を活かすシーンとしては、ここに記載した取引先企業の分析や株式投資など、後者が圧倒的なのではないでしょうか?

だからこそ、会計の入門を資格で学ぶなら「ビジネス会計検定」がおススメなのです!

しかも、ビジネス会計検定は、簿記のようにひたすら勘定科目と仕訳ルールを覚えて作業するという、やっていてあまり面白くない作業を学ぶのではなく、財務諸表を読み解く実践的な学習ですので、やっていて面白いです。

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簿記をやったことがある人ならわかるけど、勉強していても財務諸表を作る作業なのでつまらないのよね・・・。でも、ビジネス会計検定は違う!

ビジネス会計検定の概要

  • 試験日:年2回(9月、3月)
  • 試験時間:2時間(マークシート方式)
  • 合格基準:100点満点中70点以上
  • 合格率:3割~5割

ビジネス会計検定の難易度

ビジネス会計検定は簿記よりも取組やすい!

会計資格でもっとも受験者数の多い簿記と比較しながら難易度を見てみます。

合格率から比較

☑簿記3級
 受験者数:約10万人/回、合格率:4~5割

☑簿記2級
 受験者数:約6万人/回、合格率:1~2割

☑ビジネス会計検定3級
 受験者数:約6,000人/回、合格率:5~6割

☑ビジネス会計検定2級
 受験者数:約3,000人/回、合格率:3~4割

簿記は、ビジネス会計検定と比べ、1桁多い数の人が受験しているにも関わらず、合格率が2、3級ともにビジネス会計検定より低いため、ビジネス会計検定の方が取り組みやすいと言えます。

試験内容から比較

次に、試験の内容から比較します。

私はビジネス会計検定よりも3年ほど前に簿記2級を受験したことがありますが、落ちています・・・。

その経験から、試験内容を比較すると、

☑簿記

・勘定科目を暗記して、ひたすら財務諸表を作るための機械的な練習。

・電卓を使った計算が多く、時間が足りない。スピード勝負。

・回によって、かなりの難問が出て、不幸な回が生じている。

☑ビジネス会計検定

・暗記系の問題は簿記よりも圧倒的に少ない。

・試験の大半を占める財務諸表の穴埋め問題が圧倒的に簿記よりも簡単。

・回によって、問題傾向は安定している。

ということで、明らかにビジネス会計検定は簿記よりも取り組みやすい資格です。

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簿記よりも圧倒的に取り組みやすくて、会計を理解しやすい!

2020年現在、最新の受験者数では約1万人です。一方で、簿記は50万人の規模です。これは、まだまだビジネス会計検定の受験者が今後増えることが予想されます👇

今爆増中のビジネス系資格はこれだ!~ビジネス会計検定と賃貸不動産経営管理士~

ビジネス会計検定2級の独学手順

まずは、2級受験者も3級の内容から学習します。

2・3級受験者向けテキスト・問題集はどれがいい?

独学向け学習テキスト・問題集は、シンプルに公式テキスト、公式問題集の一択になります。(2022年度最新版)

3級受験者、2級受験者もともに3級テキストから基本を学習します。

・テキスト:ビジネス会計検定試験公式テキスト3級

 

3級から受験する方は問題集はコチラ👇

・問題集:ビジネス会計検定試験公式過去問題集3級

いきなり2級受験者は、3級テキストに加え、以下の2級テキストと問題集で準備します。

・テキスト:ビジネス会計検定試験公式テキスト2級

・問題集:ビジネス会計検定試験公式過去問題集2級

ビジネス会計検定の効率よい得点の取り方

それではここからは「ビジネス会計検定」試験合格に向けて、私の独学実体験に基づき、効率的な勉強法について解説します。

効率よく受かる勉強法を知りたい!

資格の勉強法の鉄則は、100点を目指さない!合格基準を満たすことを最優先に考え、もっとも効率的に勉強すること!です。

様々なビジネス系資格を取得してきた経験から、資格のタイプ別に合格するコツについては以下をご覧ください。

 

得点計画を立てよう!

資格学習のポイントは、全ての問題で満点を狙わない!

このビジネス会計検定試験でも、効率よく勉強して、効率よく合格を勝ち取りたいですよね!

効率よく得点をとるためには、問題ごとに力の入れ所、勉強の集中するポイントを変え、最短時間での勉強を行うことです。

以下、問題ごとに対策方法を記載します。

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実体験に基づき、効率のよい得点の取り方があるよ!

☑ Ⅰ:問題数10問。用語など暗記系中心の問題。ここに多大な勉強時間はかけない。60%程度の得点率を目指す。

☑ Ⅱ:問題数10問。用語や特定の分野の問題。ここに多大な勉強時間はかけない。60%程度の得点率を目指す。

☑ Ⅲ:問題数15問。計算処理穴埋め問題であり、練習をこなせばパターンが同じことに気づく。ここで80%程度の得点率を目指す。

☑ Ⅳ:問題数15問。計算処理穴埋め問題であり、練習をこなせばパターンが同じことに気づく。80%程度の得点率を目指す。

以上で合計:6点+6点+12点+12点=36点 >35点をとる戦略を立てます。

ポイントは、Ⅰ,Ⅱは暗記が必要であり、初見の問題もあり得るため、6割得点率を目標とし、直前期に詰め込む戦略で対策します。

Ⅲ、Ⅳは計算問題であり、考え方は毎年過去問で同じパターンの問題が出題されます。

よって、過去問題集の総合演習コーナーにいち早くたどり着き、計算問題をできるだけ早期から解きまくり、この問題パターンに慣れることが重要です。

問題演習を繰り返していくうちに、同じパターンであることに気づきます。
そうすると、自然と解けるようになります。
それでは具体的な独学の手順について記載していきます。

勉強時間と独学手順

独学の手順とおおよその目安時間は以下の通りです。

【勉強時間:55時間】

まずは3級テキストの理解から

3級テキストを一読します。(6時間)
⇒テキストを読んで内容を理解できるよう努めます。

次に2級テキストの理解

2級テキストを一読します(10時間)
⇒テキストを読んで内容理解に努めます。

2級問題集で問題の傾向につかむ

2級問題集を1巡します(26時間)
⇒はじめは全然解けませんが、気にしないでいいですが、最も重要なのは総合問題の練習に一番時間をかけることです。

総合問題は、試験Ⅲ、Ⅳで試験問題の6割を占めます。

最初は全然解けませんが、問題集を進めていくうちに、同じようなパターンの問題ばかりであることに気づきます。

問題集を進めていくうちに、同じパターンなのでだんだん解けるようになることが実感できればよし。

2級問題集2巡目で総合問題8割正解を目指す

2級問題集を2巡します(13時間)
最終的に総合問題を80%以上取れるまで練習します。

計算書類を読み解く一連の問題となっておりますが、前の設問に連動した問題はあまり出なく、設問それぞれ独立した問題形式です。これは1問ミスると、連続してミスる・・・といったことはないので、減点リスクの少ない問題形式です。

次にⅠⅡは暗記系の問題のため、ⅢⅣ対策が出来上がってから直前期を中心に取り組むのが効率的です。

ビジネス会計検定2級試験当日

さて、55時間の勉強時間を経て、試験当日を迎えます。
以下は大阪会場の模様です。

大阪会場は、500人ほど大会場でした。
実際の試験問題は、問題集通りの奇問もない、普通の問題ばかりでした。
つまり、確実に過去問題集をこなしていると得点を取れる内容です。
結果、無事、合格しました。

以上、ビジネス会計検定2級の独学勉強法でした。

試験直前対策メモ

おまけとして、試験直前対策暗記メモをつけておきます。

ご自由にお使いください。

以上、今回はビジネス会計検定の勉強法について解説しました。

ビジネス会計検定や、資格の勉強法についてのお問い合わせもお受けしますので、当サイトの「お問い合わせ」よりご質問頂ければわかる範囲でお答えいたします。

【番外編】資格男子が語る資格の使い方について語ります。

以上が、私の実体験に基づいたビジネス会計検定2級の勉強法です。
ここでは、ビジネス会計検定だけでなく、不動産、英語、金融、ITと様々なビジネス系資格を取得してきた経験から、「資格」の本当の魅力、活かし方について、独学ライフ独自の観点からお伝えしようと思います。

ビジネス会計検定だけでなくダブルライセンスに挑戦した方などにご覧いただけると幸いですは、ビジネス会計検定2級だけでなく、

素人サラリーマンが資格をリアルに活かす方法 ~資格男子が資格の使い方について語ります~

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