皆さん、こんにちわ。
今回は、管理業務主任者合格後に、登録実務講習を受けてきたのでレポートしたいと思います。
管理業務主任者登録実務講習とは?
管理業務主任者試験に合格しますと、次のステップとして、国土交通大臣からの登録を受けることができます。
登録要件は以下になります。
「管理業務主任者試験の合格者が、国土交通大臣の登録を受けるためには、登録申請時までに実務経験が2年以上必要となります。
実務経験が2年に満たない方は、国土交通大臣の登録を受けた者が行う登録実務講習を受講し、修了試験に合格することにより、2年以上の実務経験を有するものと同等以上の能力を有するものと認められます。」
はい、私のような素人サラリーマンはは当然実務経験はありませんので、登録実務講習を受講することになります。
講習は2日に渡って行われ、2日間の講習を受けることで2年分の実務経験と同等レベルになれる!ということなので、わくわく!期待感のもと2日間の講習を受けてきました。
が、受講した結果、、、あまりに驚愕でした。
今回は、素人サラリーマンが管理業務主任者試験合格後に、受講した登録実務講習の実体験についてレポートします。
管理業務主任者登録実務講習カリキュラム
登録実務講習の日程と費用
講習は2日間にわたって行われます。
講習の日程はあらかじめ決められた日程の中から選びます。
登録実務講習のテキスト
管理業務主任者の登録実務講習は以下のテキスト+αを使って講義が行われます。
こちらのテキストに沿って行われます。内容は以下の通りです。
第1章 マンションの管理の適正化の推進に関する法律の概要
第2章 管理業務主任者の業務
第3章 マンション管理業者の役割と使命
第4章 管理組合の組織と運営
第5章 管理組合の会計
第6章 建物の維持保全
第7章 長期修繕計画
第8章 大規模修繕
第9章 マンション管理業務における苦情の類型及び
第10章 マンションの震災対策
はい、この時点で管理業務主任者試験の勉強をしてきた人なら気づくと思いますが、管理業務主任者試験用の市販テキスト内容とほぼ同じ内容です。もちろん講習の中身もそうでした・・・。
管理業務主任者登録実務講習の進め方
管理業務主任者登録実務講習の講義はこのテキストを1章ずつ、不動産管理会社の部長さんや課長さん、担当者さんのケースもありましたが、交代で講義をされます。
その講義の内容が本当に本当に残念でした・・・。
それは、
「テキスト棒読み」&「登録実務講習最後の試験に出る箇所をアンダーライン指示」
以上・・・・。
え??
これが実務経験2年分と同等の価値なのか!?
受講者の身としては、テキストの内容は管理業務主任者試験対策で勉強してきているはずなのに、今さらまた試験対策予備校のように(予備校の方がまだマシかも!?)、テキストの読み上げと出る箇所のアンダーライン指示のみ。
この貴重な丸2日間の時間と2万円という対価がこれか!??
せっかく実務を携わっている方が講義をされるのなら、これから管理業務主任者として働こうという卵たちを前にして、もっと語るべきメッセージはないのか!????
いや、期待しすぎたか・・・。
もちろん、協会からのカリキュラムや指導要領などの規定はあるかと推測しておりますが、ここまで忠実にテキストを読み、試験に出る箇所のアンダーライン指示のみに終始されるとは・・・。
管理業務主任者の登録を受ける価値に、疑問を感じざるを得ない2日間でありました。
ということなので、試験学習を通して管理業務主任者としての知識を身に着け、その知識を活かすことはいいことだと思いますが、「試験対策で得た知識+α」を登録実務講習に期待するのであれば、それは難しいかな、というところが正直な感想でした。
同じ国家資格の「宅建」の登録実務講習の方が、もっとよかっただけに残念でした・・。
私が受講した会だけがそうだったことと祈りたい・・・。
管理業務主任者取得後に目指すダブルライセンス
管理業務主任者に合格したら、その知識を有効活用してダブルライセンスを目指すことをおすすめします。
1.宅建
宅建がまだ未取得なら、管理業務主任者に合格できたらぜひとも狙ってほしい資格です。
ただし、宅建は管理業務主任者より明らかに難しいです。
これまで独学を中心に16の資格を取得してきた私の実体験をもとに、宅建に合格する効率的な勉強法について以下で解説します。
素人サラーリマンが仕事をしながら3カ月で宅建に合格した効率的な勉強法
2.賃貸不動産経営管理士
特に、管理業務主任者と学習範囲がかなり重複する「賃貸不動産経営管理士」はサクッと目指せるおすすめの資格です。
40時間で賃貸不動産経営管理士に合格する勉強法