皆さん、こんにちわ。
前回に引き続き、独学で取得したファイナンシャルプランナー(AFP)を活かしたリアルな体験記をお送りします。
FPのテキストで最初に学習するのが、「ライフプランニング」。
簡単に言うと、収入と支出をきちんと把握して生活設計を立てましょう、という話です。
今回は、実家を題材にライフプランを策定してみたら、無理ゲー突入だった話をお送りします。
リアルライフプランニング
今回、リアルライフプランニングを策定しました。
皆さんも、同じような環境であればぜひともご参考にして頂ければと思います。
■実家構成
・父(他界)
・母
・妹、弟(ともに社会人)
最近は、親と同居する子が多いとよくニュースで聞きます。
典型的な家庭ですね。
それでは、具体的な財政状況について解明してきます。
まずは項目の洗い出しから。
■収入
・母親のパート収入
・母親の国民年金
・父親の遺族年金(数年厚生年金に加入していたので遺族厚生年金)
■支出
・保険(国民健康保険、生命保険、火災保険)
・税金(住民税、固定資産税)
・生活費(光熱費、NHK、新聞、通信費、食費、日用雑費等)
はい、以下が平均した月間収支です。
収入合計 | 178,000円 |
(パート給与) | 70,000円 |
(国民年金) | 56,000円 |
(遺族年金) | 52,000円 |
支出合計 | 215,300円 |
保険合計費 | 10,700円 |
(国民健康保険) | 2,000円 |
(積立生命保険) | 5,200円 |
(火災保険) | 3,500円 |
税金合計 | 9,600円 |
(住民税) | 2,000円 |
(固定資産税) | 7,600円 |
生活費合計 | 195,000円 |
(光熱費) | 26,000円 |
(NHK、新聞) | 8,500円 |
(通信費) | 6,000円 |
(食費) | 90,000円 |
(日用品等雑費) | 60,000円 |
月間収支 | △37,300円 |
ということで、見ての通り、明らかに月間赤字生活です。
食費は子と同居していることもあり結構かかります。それでも1日3000円ですよ、これはすなわち外食する余裕はほぼありません。
また、日用品等も結構節約生活していても、なんやかんやで結構このくらいはかかってきます。
ということで、子の援助なしには無理ゲー生活です。
パート生活での収入も年齢とともに、近い将来厳しくなります。
以上より、同居している子からの援助は必須です。
だが、将来、子が家を出るとますます無理ゲー加速化です。
年金収入構造のゆがみ~遺族年金のつらさ~
今回無理ゲー感満載の収支を見てきました。
ここで注目したいのが「年金の収入」です。
夫が生存していれば、夫婦の年金収入はあと4、5万は少なくとも入ってきます。
夫婦で夫が早期に亡くなると、年金収入が大ダメージです。
遺族年金は生きていた相当の額をもらえるわけではありません。
一方で、支出は1人減ろうが、実はそんなにトータル支出額は変わりません。
これはすなわち、
「収入だけ減って、支出は変わらない生活」=「弱者には厳しい年金制度」
が実態です。
年金は、今の高齢者と若年層の享受できるメリットの不公平感満載な点がメディアでよく注目されます。
しかし、この遺族年金で今、まさに窮地に立たされている人たちの実情=弱者には不公平感満載な制度であることも、忘れてはならないポイントです。
この制度をよく理解した上で、やはり無知で生きていくと無理ゲー生活突入になります。
確実に言えることは「貯蓄が必要です。」
人生設計に役立つ資格学習はFP
ということで、このような年金の仕組みをよく理解した上で生活設計するには、FPで学習する知識が必要です。人生計画(ライフプラン)における投資額、といった人生設計において必要な知識を体系的に学習するなら、資格FP(ファイナンシャルプランナー)の学習を通して身に付けることができます。これからの時代、FPの知識は誰しもが身に付けるべき知識であり、この独学ライフでもFPの独学勉強法について解説しておりますので、ぜひともご参考頂ければ幸いです。