独学ライフ

素人サラリーマンが仕事をしながら様々な資格を取得した独学勉強法、資格の活かし方について解説します。

コミュニケーション

言葉にできるは武器になる。

投稿日:2019年5月1日 更新日:

皆さん、こんにちわ。

手とコミュニケーションを取るにあたって、これまで「メールで気の効いた返信ができない」あるいは「言いたいことのニュアンスを伝えるのが難しい」という局面に出くわしたことはないでしょうか?

独学で取得した資格の知識を活かす際、人に何を伝えたい、大切な人へ自分の思いを届けたい、様々なケースで頭を悩ますシーンはあるかと思います。
今回は、そんなときに参考になる書籍を紹介します。↓↓

 

内なる言葉

「思いが届かない」と悩んでいるあなた。

相手に「伝わる言葉」を生み出すには、まず「自分の意見」を育てるプロセスが重要であると述べられています。

発言や文章など「外に向かう言葉」を磨くには、まず自分の考えを広げたり奥行きを持たせるための「内なる言葉」の存在を意識することが絶対不可欠です。人は、相手の言葉に宿る重さや軽さ、深さや浅さを通じて、その人の人間性そのものを無意識のうちに評価しています。

深みのある言葉を発していくためには、頭の中に浮かぶ「内なる言葉」の存在に目を向け、「内なる言葉」を磨く鍛錬を積むことです。鍛錬を積むと、言葉が生まれる源泉としての思考が鍛えられ、湧いて出てくる言葉に重みや深みが増すということです。

一般的に伝わる言葉の磨き方などのノウハウ本を読んでも実践では使いにくいのは以下の3つの理由があるからです。

  • 自分が抱えている課題に応用できない
  • 提示される技術を型として理解するため、型に縛られてしまうことで逆に不自由さを感じてしまう
  • スキルはあくまでその人自身の経験から抽出された方法論であり、同じ経験をしていない第三者が真髄まで理解することができない

では、「内なる言葉」を磨くにはどうしたらよいのでしょうか。

内なる言葉を磨くには、言葉を生み出すプロセスを理解することから始めます。

言葉を生み出すプロセスとは、

(1)意見を育てる

(2)意見を言葉に変換する

という2ステップに分かれます。

(1)意見を育てるということ

物事を考えたり、感じたりするときに、無意識のうちに頭の中で発している言葉があり、あらゆる感情が頭に浮かぶときは必ず内なる言葉を使っています。これを意識することです。意識するためには、一人の時間を確保し、どんなときにどんなことを考える傾向があるのか把握します。自分の気持ちに関心を持ち、心の機微を捉えることが大切です。悲しいとき、楽しいとき、過去を振り返るとき、未来を思うとき、困難に直面したとき、成功を収めたとき、仲間が困っているとき、仲間が成功を収めたとき、何を感じているのか自問自答を繰り返す。そして、感情を1つ1つ言葉として認識し、書き出し、把握することです。

あなたは悩みを人に話すことで、解消された経験はないでしょうか。

これは、頭の中の内なる言葉を外に出すことで、頭の中に考える余地や空間が生まれた状態であることを示しています。悩みを頭の外に出して自分と切り離した結果、考えを進めることに集中できるようになる。そして、今までふわふわ考えていたことが、実はこうだったのか!と気づくのです。

内なる言葉を書き出して整理してみてください。自分のことだけを考えている人と、相手のことだけを考えている人に二分されることが多いです。自分が足りていないことを認識し、受け入れることができれば、その状況は一変します。すると、自然に足りていない箇所へと思いを馳せるようになり、考えが進んでいきます。

また、時間を置いて考えを寝かせることも重要です。それは、全く別の作業を行うことで、そこでも文脈の異なる内なる言葉が生まれることになり、おのずと刺激を受け、1つのことに集中して凝り固まってしまった思考へにいい影響を与えることが多々あります。

(2)意見を言葉に変換するということ

人が相手の言葉に対して感じる言葉が「重い、軽い、深い、浅い」という印象は、内なる言葉と向きあうことによって、どれだけ思考を広げ、深めたかに因ります。人の行動の裏には動機が必ずあり、伝えたい思い、自分の思いを余すことなく理解してほしい、という気持ちが言葉を磨く原動力になり、言葉に深みや重み、凄みを付加します。その人の言葉が相手の心に響くかどうかは、自身の体験から本心で語っていたり、心から伝えたいと思うことによる「必死さ」「切実さ」に因るところが大きいです。

そして、人を動かすには、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力によるところであり、「伝わる」と「動きたくなる」の差は、志を共有しているかどうかということです。これはその人の本気度、使命感からくるものです。

思いを言葉に発するためには、以下2点を習得することです。

(2)-① 言葉の型を知ること

人と会話し、人の話を聞く際、「ああ、そういうふうに言えばいいのか」「確かに、こう言えばもっと伝わるのかあ」という気づきを生むことがポイントです。これらの型のベースになっているのは、なんと中学までの国語の教科書なのです。心を突き動かしてきた言葉、胸に響いた言葉は、教科書に記載された型をベースに組み立てられています。それだけ国語の教科書に記載されている内容は洗練されているのです。

その型とは

  1. たとえる
  2. 繰り返す
  3. ギャップを作る
  4. 言い切る
  5. 感じる言葉を使う「呼びかけ」や「語るように話す」ことは重要

(2)-② 言葉を生み出す心構えを持つこと

7つの心構えをもつことが述べられています。

  1. みんなに伝えようとせず、たった一人に伝わればいいという心持でいること。「あなた」に伝えたい!と訴えよう。
  2. 常套句はいらない。自分の言葉を大切にする。
  3. 1文字でも減らす。余計な言葉を削り、言いたいことを際立たせる。
  4. きちんと書いて音読する。読み手は「内なる言葉」で頭の中で音読しているため、違和感がないか、きちんと音読して確かめてみる
  5. 動詞にこだわり、使える動詞を増やす。実体験を通じて多くの言葉が存在していることを知り、使える言葉として手にしたい。
  6. 新しい文脈を創る。そして新しい文脈で人の気持ちを変える。
  7. 似て非なる言葉を区別する。つまり、似た言葉の違いを理解し、その積み重ねにより、自分が大切にしている価値観が自然と浮彫になってくる。そして、内なる言葉の語彙力も深まり、考えが深まり、自分の感性が変わり、選ぶ言葉が変わり、外に向かう言葉にも厚みが生まれてくる。

言葉にできない=言葉にできるだけ考えられていない、ということです。

本書では、まず自分の内なる言葉、自分の意見がどうなのか、どういったときにどういった感情を抱くのか自問自答しながらとにかく書き出してみる。そして、その思いを相手へ届けるための型、心構えを習得しよう、と指南された書籍であります。

切り口は素晴らしいと思います。

ただ、この考えを自分に落とし込み、実践できるかは、なかなかハードルが高いような印象も同時に受けました。これに関してはまた別の機会で記載したいと思います。

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