皆さん、こんにちわ。
今回は、コミュニケーションにおいて大切な、「言葉のメッセージによる対話」と「言葉以外のメッセージによる対話」について述べられた書籍を紹介させていただきます。
コミュニケーションや対話には2種類の技法があるということです。
- 1つは表層対話=言葉によるメッセージによる対話
- 1つは深層対話=言葉以外のメッセージによる対話
そして、重要な役割を果たしているのが、「言葉以外のメッセージ」による対話なのです。
ビジネス上での商談や会議をはじめ、人との会話後に、必ず反省を行い、そこでの深層対話を振り返ることが重要です。
ここでいう深層対話力とは、
- 相手の無言の声に耳を傾ける力
- 相手の沈黙や一瞬の間から心の動きを感じ取る力
- 相手の言葉の奥にある感情や心境を感じ取る力
- 相手の表情や仕草から心の変化を感じ取る力
- 相手の言葉のニュアンスから細やかな思いを感じ取る力
- 相手の置かれた状況や立場からその考えを想像する力
といった力のことをここでは言います。
一流のプロフェッショナルは、相手の言葉以外のメッセージを感じ取る力だけでなく、相手に言葉以外のメッセージを伝える力も身に付けています。感じ取るだけでなく、言葉以外からも伝わっていくメッセージを自覚することも重要です。
商談でいうと、相手が至った考えや思考は、どのような思いや感情が動いた結果そうなったのかを感じ取るために、振り返ることが重要です。
逆に、相手が話をしているときにこそ、こちらの無意識のメッセージが伝わってしまうので自覚しないといけません。
では、そんな深層対話力を身に付けるためにはどうすればよいのでしょうか?
心理学の書籍を読んで「心理学」を学習しても相手の心を知ることができません。一般論は学ぶことができますが、1人1人の性格、経歴、状況は多様だから、その場に応用することができないのです。
「心理」を感じ取る修練だけがそれを可能にします。
数多くの人間と心で正対し、相手の細やかな心の動きを感じ取る、現場での修練を積み重ね、それに尽きるということです。
独学+数多くの人との心の正対。
ぜひ皆さんも意識してトライしてみてください。